吉田拓郎 5月からのツアーは予定通りと発表、喉のがん「すでに完治」と説明
シンガーソングライターの吉田拓郎(72)が24日に放送されたニッポン放送「吉田拓郎ラジオでナイト」で、2014年に喉(のど)にがんが見つかったことを公表した。所属レコード会社は25日、取材に対し、がんが「完治」していること、5月23日からのツアーは予定通り開催することを改めて説明した。
吉田は5月23日の千葉・市川市文化会館大ホールから、6月19日名古屋国際会議場センチュリーホールなどをはさみ、7月3日の神奈川・パシフィコ横浜まで関東近郊を中心にしたツアー(7公演)を予定している。03年に肺がんで肺の3分の1を切除しており、体力的なことも配慮し、ツアーは関東近郊に限定している。
所属レコード会社のavexは今回のがん公表について、詳細な病名やステージなどは公表しないことを説明。「がんはすでに完治しております。5月からのツアーも予定通り」とした。
吉田は24日夜のラジオで、「実は肺がんだけではなく、07年あたりから、原因不明な不調な日がある日常が始まった」と肺がん手術から4年後の不調を吐露。09年には全国ツアーも途中で断念せざるを得なくなるほどで「体調が非常に不安定でした」と振り返った。ツアー中止の際には慢性気管支炎と胸膜炎と理由が説明されている。
ラジオではさらに「14年に、初めてお話しますが、声帯に白板症という異物が発見されたんです」と告白。切除手術後の病理検査で「がんがまた発見されてダブルパンチ受けてしまいました」と喉にがんが見つかったことを公表した。
その後は放射線治療を受け「半年間苦痛の日々が続きました」とも明かし、妻で女優の森下愛子ら家族の支えで今日(こんにち)に至ることを伝えた。