南沙良「花粉症の薬で」泣きの演技 来春公開の主演映画でも“涙の魔術師”

 目黒川を背にかわいらしい笑顔をみせる南沙良=東京都目黒区(撮影・棚橋慶太)
 不登校になり、自立支援施設にやってくるヒロインを繊細に演じる南沙良(C)「もみの家」製作委員会
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 今年度のブルーリボン賞新人賞を受賞した女優の南沙良(16)が、映画「もみの家」(来春公開)に主演し、自立支援施設に通う不登校児のヒロインを演じることが25日、分かった。

 ロケ地となる富山県の四季折々の自然とともに支援施設「もみの家」での出会いや経験を通して成長する姿を描写。昨年4月末から季節ごとに1年間かけて撮影しており「始まったときは一生、終わらないと思ったんですけど、あっという間でした」と4月上旬にクランクアップする。

 劇中では田植えやトマト摘みなど農作業にも初挑戦。“涙の魔術師”と呼ばれる泣きの演技は今作でも健在で「鼻水を流さないように、花粉症の薬を飲みました」と笑わせた。

 ファッション誌「ニコラ」の専属モデルを4月1日発売号で卒業。今春から女優一本となり「もっと、いろんなことに挑戦したい思いが強くなりました。節目の一本になりそうです」と意気込んでいる。

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