内田裕也さん 4・3ロック葬 弔辞に鮎川誠らロッカー結集 本木雅弘も
17日に肺炎で亡くなったロックミュージシャン・内田裕也さん(享年79)のお別れの会が「内田裕也 Rock’n Roll葬」として4月3日に東京・青山葬儀所で営まれることが25日、発表された。喪主は裕也さんの娘でエッセイストの内田也哉子(43)が務める。
関係者によると、裕也さんが毎年主催してきた大みそかの音楽イベント「ニューイヤー・ワールド・ロック・フェスティバル(NYWRF)」を模して、ゆかりの楽曲が流される予定。午後1時から1時間半の“ラストステージ”となる。
祭壇は、芸術家・横尾忠則氏(82)がデザインした第1回NYWRF(当時は「フラッシュ・コンサート」)のロックなポスターがモチーフ。裕也さんと親交のあったジョン・レノンの顔が入ったエベレストや虎の顔をした謎の生物などが描かれている前衛的な作品で、裕也さんの妻・樹木希林さんが愛し、寝室のベッドの上に飾っていたものだという。
弔辞は、半世紀近い親交のあるシーナ&ロケッツの鮎川誠(70)や裕也さんの密着ドキュメンタリーを手がけた崔洋一監督(69)が読む。鮎川ら、結集したロッカーたちによるライブ演奏は「まだ決まっていない」というものの可能性もありそうだ。也哉子の夫で俳優の本木雅弘(53)も何らかの形で心境を語る見込みだ。
生前の裕也さんが「弔問に来て欲しい」と願っていた芸能プロダクション・田辺エージェンシーの社長でザ・スパイダースのリーダーだった田邊昭知氏が葬儀委員長、イザオフィスの井澤健社長とケイダッシュの川村龍夫会長が副葬儀委員長、バーニングプロダクションの周防郁雄社長が世話人代表を務める。