囲碁史上最年少プロ入り仲邑菫さんにプロ初段免状「世界で戦える棋士になりたい」
4月に史上最年少でプロ入りする仲邑菫(なかむらすみれ)さん(10)が26日、東京都千代田区の日本棋院で開かれた同棋院の合同表彰式で、プロ初段免状を受け取った。門出を迎えた菫さんは記者会見で「世界で戦える棋士になりたい」と時折、笑顔を見せた。
式では一礼して免状を受け取った菫さんだったが、報道陣のために、授与をやり直す一幕もあった。菫さんは同棋院が世界での巻き返しを目指して新設した「英才枠」でプロになることが決まり、注目を集めている。
今回、免状を授与された新初段は菫さんを含めて13人。2月に小学6年でプロ入りを決めた上野梨紗さん(12)も出席した。
菫さんは囲碁ナショナルチームの育成選手にも選ばれ、新監督の高尾紳路九段(42)は「相手が誰であろうと、ひるまず戦っていく姿勢が素晴らしい」と話した。