美空ひばりさんの素顔 付き人が明かす 没後30年節目に告白手記刊行へ
1989年に52歳で死去した歌謡界の女王・美空ひばりさんに、61年から亡くなるまで「付き人」として仕え、最期を看取った関口範子さんの初の告白手記「美空ひばり恋し お嬢さんと私」(主婦と生活社刊)が5月17日に刊行されることが27日、分かった。
没後30年となる節目に、歌姫の知られざる素顔が明らかになる。62年に俳優の小林旭(80)と結婚した際にも、一緒に新居へ入ったほど、身近に置かれた関口さん。ひばりさんの晩年の12年間、関口さんがつけていた日記から、家族との関係や舞台裏でのやりとりなども公開される。
関口さんは現在も元付き人の3人で、「美空ひばり記念館」として開放されている東京・青葉台の“ひばり御殿”の6畳一間で暮らしている。
美空さんの長男でひばりプロ代表取締役の加藤和也氏(47)は今作の出版に際し、「美空ひばりにとって、関口さんはなくてはならない存在でした」「美空ひばりの歌は今も生き続け、関口さんは付き人の役割を担い続けてくれています」などとコメントを寄せた。