宝塚音楽学校、合格発表 22・9倍、40人にサクラサク
タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(小林公一校長)107期生合格発表が28日、兵庫県宝塚市の同校で行われ、22・9倍の難関を突破した40人が夢への切符を手にした。
今年は915人が受験。合格者の受験番号が張り出されると、「あった!」という歓声が上がり、合格者たちは喜びの涙を流していた。
初めての受験で合格した正井里奈さんは「信じられません。応援して下さった方に早く連絡したい」とスマホを握りしめ、言葉を震わせた。落合花音さんは1年前に見た宙組公演を見て、受験を決意。「見た瞬間、絶対に、ここに入るんだって」と大粒の涙をこぼした。2度目の受験で合格した若林里々花さんは「昨年は3次(最終)で落ちたので…。いまは頭が真っ白で言葉が出ない」と何度も涙をぬぐっていた。
また現役ジェンヌの妹として、雪組・紗蘭令愛の妹、樋口愛紗さん、星組・世晴あさの妹・金谷朱純さん、雪組・蒼波黎也の妹・吉村愛奈さんら3人が合格した。
40人は4月18日に入学式を行い、2年後の舞台を目指してレッスンを開始する。