茂木健一郎氏、新元号「令和」に「日本の『もののあはれ』のこころを象徴」

 脳科学者の茂木健一郎氏(56)が1日、ツイッターを更新。発表された新元号について、「日本の『もののあはれ』のこころを象徴する」と評した。

 茂木氏は「新元号『令和』は、季節の移り変わりや、人の心の繊細な動き、生きるということの切なさ、儚さ、美しさに関する日本人の感性を集大成したとも言える万葉集から綿々と続く、日本の『もののあはれ』のこころを象徴する元号になったのではないかと考えます」と感想をつづり、「私は歓迎いたします」とした。

 新元号「令和」について、同氏は「史上初めて国書からとられたわけですが、中国の古典に間接的に影響される日本書紀などではなく、当時の庶民から天皇まで多くの方の和歌が集められた、いわば当時の集合的無意識が文学的に集大成されたとも言える『万葉集』からとられたという点に、さまざまな配慮を感じます」と出典に関しても高く評価した。

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