宮崎緑教授がネットで話題 「卑弥呼みたい」な衣装で元号懇談会に
政府は1日、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定し、天皇陛下が改元政令に署名、公布された。
過去にスクープ合戦が繰り広げられた元号発表。「元号に関する懇談会」に出席した有識者9人にも、情報漏れを防ぐため、厳しい制限があった。
山中伸弥教授や林真理子氏は、事前に政府側から携帯電話を預けるよう求められていた。意見が出そろった段階で懇談会は終了。多数決などの取りまとめはなかった。新元号を発表する菅義偉官房長官の記者会見が終わるまで官邸に留め置かれた。令和に決定したことは発表まで知らされなかったという。
官邸の会議室で開かれた懇談会では、示された6つの案に対して、全員が発言した。複数の有識者は終了後、政府が特定の元号案に誘導する場面はなかったという。
懇談会後、山中教授は記者団に「伝統を重んじると同時に、新しいものにチャレンジする日本の姿にピッタリ」とコメント。「令和の時代にiPS細胞(人工多能性幹細胞)を患者に届けたい」と決意を語った。林氏は「初めて国書から選ばれた。万葉集ブームが起こるのでは」と予測した。
また、元NHKキャスターの宮崎緑千葉商科大教授は、白い大島紬の着物に黒の縁取りがされた羽織という衣装で出席。ネット上で「卑弥呼みたい」と話題となった。