「令和」キャンディー「作りやすい」完成48分、即完売
新元号「令和(れいわ)」が1日、決定したのを受けて、小売りや食品などの業界では記念商戦が早くも動き出した。
アート・キャンディ・ショップ「papabubble/パパブブレ」では世界一早い新元号キャンディー作りに挑戦し、細長い棒状のキャンディーがカットされると、カラフルな「令和」の文字が現れた。
大丸東京店では午前11時41分に新元号が発表されると、ガラス張りのちゅう房で大河原克哉キッチンリーダーらスタッフが本社とのネット会議でデザインを決定。味は最もつやが出るラズベリーだ。
10分足らずの会議が終わると、160度に熱していた水あめを冷やし、練り込む作業がスタート。色とりどりのあめが猛スピードで組み立てられ、午後0時29分、目標の90分を大幅に短縮する48分で完成させた。
大河原氏は「ホッとしました」と安ど。通常オーダーメイドのキャンディーは3日から1週間かけて作るといい、これほどの短時間で作るのは初めて。「令」は想定外だったが「作りやすい字でスッとイメージがわきました」。「和」は想定内だったという。
店の前には新元号発表前から行列ができ、350袋が即完売。先頭はツイッターで発売を知った北海道の女子高校生2人組で、「最初に買えてうれしい。『令和』はまだなじみがないけど、3年後には慣れていると思います」と話していた。