宝塚月組新公 風間柚乃2度目の主演「平成も令和も精一杯の舞台をお見せしたい」

 宝塚歌劇月組新人公演「夢現無双」で主演した風間柚乃(右)とヒロインの天紫珠李=兵庫・宝塚大劇場
宝塚歌劇月組新人公演「夢現無双」で主演した風間柚乃(右)とヒロインの天紫珠李=兵庫・宝塚大劇場
2枚

 宝塚歌劇団月組新人公演「夢現無双-吉川英治原作『宮本武蔵』より-」が2日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、風間柚乃(かざま・ゆの)が主演した。

 研6の風間はこれが2度目の新人公演主演。「剣の道に生きた武蔵と、私たちの終わりのない芸の道というのは通じるものがあります」と共通項を見いだす。「武蔵の人生は(NHKの)大河ドラマになったりするほど。今回は1時間35分のミュージカルで、(初舞台から7年目までの)新人公演メンバーで、表現をするのは難しかった」と振り返った。

 もともと芝居と歌には定評がある風間。今回も無骨ながら懸命に剣の道を目指す武蔵を好演した。本役の月組トップスター珠城(たまき)りょうからは「武蔵は剣の道を究めようとしても答えが見つからず、苦しみもだえている。風間も苦しみもだえた方がいい。傷がついて成長するから」とアドバイスをもらった。その言葉の通り、息づかいが聞こえるかのような、荒々しさと苦悩が浮かび上がる武蔵を作り上げていた。「東京では武蔵の思いを表現していくと言うより、宿していけたら。そこはクリアしないと」とさらなるレベルアップを誓っていた。

 また今回、通役で初ヒロインを射止めた天紫珠李(あまし・じゅり)は2015年初舞台の101期生。2017年12月に男役から娘役に転向した。「自分につとまるのかと心配でしたが、(本役のトップ娘役の)美園さくらさんから『緊張しない人なんていないから。自分の感じたままに演じて』とアドバイスいただきました」と、無事に大役を終えホッとした様子を見せていた。

 また今回が本拠地・宝塚大劇場での平成最後の新人公演。5月16日の東京宝塚劇場での新人公演は令和で上演。2つの時代をまたぐが、風間は「どちらもかわらず、精一杯の舞台をお見せしたい」と気合を入れていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(芸能)

  1. フジ第三者委 被害女性は元フジのアナウンサーと公表 23年6月休養→PTSD→24年8月退社

  2. 中居正広「金スマ」復帰 陣内智則「食べ方異常やった」と休養前の暴食内容明かす 中居「気をつける」

  3. フジ被害の女子アナは昨年8月退職 23年10月入院時の写真をインスタ投稿 入院中自傷行為、相談当初「私が死ねばよかった」

  4. フジ第三者委 被害女性は元フジの「アナウンサー」と公表「数年後に退職している」と

  5. フジ被害アナ 番組交代、HP上に名前残す配慮も「私から全てを奪うのか」号泣→直後にインスタで入院中写真と心情発信

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. フジ第三者委 被害女性は元フジのアナウンサーと公表 23年6月休養→PTSD→24年8月退社

  2. 中居正広「金スマ」復帰 陣内智則「食べ方異常やった」と休養前の暴食内容明かす 中居「気をつける」

  3. フジ被害の女子アナは昨年8月退職 23年10月入院時の写真をインスタ投稿 入院中自傷行為、相談当初「私が死ねばよかった」

  4. フジ第三者委 被害女性は元フジの「アナウンサー」と公表「数年後に退職している」と

  5. フジ被害アナ 番組交代、HP上に名前残す配慮も「私から全てを奪うのか」号泣→直後にインスタで入院中写真と心情発信

注目トピックス