小倉キャスター、前立腺がんの宮本亜門氏にエール 自身は膀胱がんで全摘手術
キャスターの小倉智昭(71)が3日、フジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜、前8・00)で、前立腺がんを患っていることが分かった演出家の宮本亜門氏(61)についてコメントした。小倉キャスターは16年に膀胱(ぼうこう)がんの手術を行ったが、完治せず、18年に膀胱の全摘手術を行っていた。
小倉キャスターは「50歳を超えたら前立腺肥大になる男性が多い。血液を調べたらがんがあるかすぐ分かるはず。宮本さんはお忙しいから調べる機会がなかったかも」と推測。「本人はショックでしょうが、前立腺の手術は進んでますから」とした。
自身の経験に触れ、「僕は膀胱がんのとき、前立腺にもがんがあるのが分かって、結局、膀胱を含めて全部取りましたんで。術後、どういうことが大変かよく分かります。日常に多少不便なことがあっても差し支えない」。特に前立腺(がん)の場合、(その後)活躍してる人も多い」と太鼓判。「宮本さんも頑張って下さい」と力強いエールを送った。
宮本氏のがんは、8日放送のTBS系医療バラエティー「名医のTHE太鼓判」で発覚。2月中旬にテレビ収録のために受けた人間ドックで前立腺に1センチの腫瘍を発見。3月上旬に都内の病院で精密検査を受け、前立腺がんと診断された。
所属事務所は「転移など詳しい検査結果が分かるのはこれから。主治医の先生からは仕事に支障はないと言われている」とコメント。宮本氏はツイッターで「気になる症状もなかっただけに、宣告されたとき『なんで自分が』と目の前がクラっときました」と心境を吐露。「この年齢で演出が面白くなり、100歳まで続けると考えていただけにショック」と明かした。
それでも、昨年、92歳の父が膀胱ガンの手術を受けたことを引き合いに「僕も余計な心配などせず、前向きにできることを続けます。僕を支えてくれた全ての人に感謝しつつ、生きている喜びを噛み締め、日々精一杯生きていきます」と覚悟をつづった。