舛添要一氏、国民栄誉賞は廃止すべき イチローの3度目辞退に「正解」
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)が5日、ツイッターを更新。現役引退を表明した米大リーグ・マリナーズのイチロー氏(45)が国民栄誉賞を辞退すると報じられたことを受けて「正解」と評し、「国民栄誉賞は廃止すべき」と持論を展開した。
舛添氏は「イチローが国民栄誉賞を辞退。正解だと思う。私は、もうこの賞は廃止したほうがよいという持論である」とつづった。
その理由として、同氏は過去に他媒体に寄稿した記事を添付。「大衆のフィーバーの度合い次第で対象者が決められている」という実情を説明し、「それに政治家が便乗するのはポピュリズム(大衆迎合主義)以外の何ものでもない」と批判。具体例として、五輪連覇を理由にフィギュアスケートの羽生結弦が選ばれた一方で、「柔道の野村忠宏、水泳の北島康介、体操の内村航平が選ばれない不公平」を挙げた。
イチロー氏が国民栄誉賞を固辞するのは今回で3度目。舛添氏は「権力が利用したがる国民栄誉賞などなくても、イチローは世界のスーパースターである」と、その“ブレない”姿勢を称えた。