ロックバンド・カブキロックスの氏神一番（６０）が６日、都内で３０周年記念ライブを行った。今年還暦を迎えたことを機に年齢公表を解禁。デビュー３０周年を迎えた心境などを語った。

　元禄３年生まれというキャラ設定を貫いてきた氏神がついに実年齢を公表。デビュー３０周年と還暦を祝福するライブで「企業も３０年続けば成功。拙者、３０年できるとは思ってなかったでござる」と感激の思いを告白した。

　平成元年（８９年）に出演したＴＢＳ系「イカすバンド天国」がきっかけで芸能活動をスタート。平成とともに駆け抜けた芸能人生を糧に、「令和」時代も「白塗りのまま荒ぶる魂を燃やし続けて突っ走っていきたいと思いまする」と宣言した。

　最近は歌手活動のほかに落語やプロレスに挑戦。次の目標は映画監督で「何を目指しているのか分からないと言われそう」と不安がるも「拙者は人生の社会科見学をしているだけ。興味のあることには食らいついていく」と力説。今後も広く活動していくことを誓った。

　私生活では、２０１７年に４０代後半の一般女性と再婚していたことを昨年のクリスマスに公表。ラブラブな新婚生活と思いきや「遊びに行かなくなった。妻は厳しくて勘がすごくいいんです…」と、すでに尻に敷かれてる様子だった。

　コカインを使用したとして麻薬取締法違反の罪で起訴された俳優のピエール瀧被告（５１）と友人である氏神。「あいつやってたのか」とこれまで全く気付かなかったそうで、「最近、正義とは何だろうと考えるようになった」としみじみ話していた。

　ライブでは、ヒット曲「お江戸－Ｏ・ＥＤＯ－」など５曲を歌唱。デビュー３０周年を祝福しに歌手の山本リンダ（６８）も訪れた。