松下由樹 メーテルの母、プロメシュームに挑む…舞台「銀河鉄道999」
女優の松下由樹(50)が7日、都内で行われた東京・明治座の舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」(20日初日)の公開舞台けいこに出席した。松下は先月末に体調不良で降板した女優・浅野温子(58)の代役としてメーテルの母、プロメシュームを演じる。
松下はけいこを公開した後、原作・総監修の松本零士氏(81)から激励のコメントと書き下ろしのイラストを贈られた。松本氏のメッセージは「松下由樹さんがプロメシュームを演じていただけること、楽しみであり感謝しております。浅野温子さんと松下さんは本当のメーテル、エメラルダスの姉妹のように全く違和感を感じません」というもので、松下は「直々にコメントをいただいて、本当にうれしい。浅野さんの代わりにプロメシュームという大役に重責を感じますが、みなさんといい舞台にしたい」と身を引き締めた。
松下は出演のオファーを受けた際に「999は子どものころから見ていた。メーテルのファンだったけど、あれ、おかあさん(プロメシューム)はどうだっけ」と思ったそう。
役作りのために、「原作からアニメシリーズに映画版を見て、こういうストーリーかと実感しました」という。松下がミュージカル系の歌のある舞台に出演するのは初めて。プロメシュームも“だれもが戦う”終着駅のような役だけに「プレッシャーはありますが、生身の人間が演じる機微を出せたら」と決意表明した。
松下は浅野へ「静養されて、体調を整えられていると思います。浅野さんのイメージされたプロメシュームは素晴らしいと思うので重圧を感じますが、一緒にがんばりたいなという気持ちです」とエールを送った。