元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が８日、フジテレビ系「とくダネ！」に生出演し、知事・市長の大阪ダブル選挙で大阪維新の会が勝利した勝因について「ぼくの影がちらつかなかったこと」と断言した。

　大阪都構想を掲げ、奇策とも言える知事・市長のクロス選挙を勝利した大阪維新の会。番組では橋下氏を迎え、維新勝利について生直撃した。

　ＭＣの小倉智昭は橋下氏に対し「前回の選挙は応援に立たれたが、今回はＳＮＳで多少のバックアップはあったようですが、維新は独り立ちっていう感じですか？」と投げかけた。

　橋下氏は「そんなえらそうなことを言えた立場ではない」と前置きした上で「今回の勝因は僕の影がちらつかなかったことが勝因なんです」と断言した。

　その理由について「ぼくを応援してくれる人もいるが、僕の事を嫌いな人も山ほどいる」と言うと小倉も思わず「分かります」。

　これに橋下氏は苦笑しながらも「維新は好きだけど、橋下は嫌いという人もものすごいいて、それを松井（一郎）さん、吉村（洋文）さんのキャラクターでそういう人を包み込んで、以前よりも支持を拡大した。僕が出ていったらこんなにならない。逆風が吹く」と解説した。

　気になるのは、今後の橋下氏の動きだが、それを聞かれた橋下氏は「僕が出たらダメ。彼らの実績で（支持は）伸びている。ぼくのようなのは引退です」と笑い飛ばしていた。