2大漫画誌「ジャンプ」「マガジン」がタッグで無料サイト 22歳以下限定で
「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「週刊少年マガジン」(講談社)による共同プロジェクト「少年ジャンマガ学園 記者発表会」が8日、都内の学校で行われた。両誌による共同プロジェクトは史上初だとしている。
「少年ジャンマガ学園」は「週刊少年ジャンプ」、「週刊少年ジャンプ+」、「週刊少年マガジン」、「別冊少年マガジン」、「マガジンポケット」からの連載作品約150作品を無料で読むことができるウェブサイト。8日から6月10日の期間限定で公開されるが、年齢制限があり「22歳以下」に限定される。最初のアクセス時に年齢認証を行う。
漫画誌の2大ライバルが手を組む形になった。ゲストに「僕の考え方や発言は9割9分ジャンプとマガジンからの引用」と語るケンドーコバヤシも駆けつけ、プロジェクト開始を記念した両誌の人気作品のキャラクターが集合したイラストが描かれた黒板の除幕式が行われ、コバヤシは「即世界遺産認定ですね!」と断言。「この両誌の人気漫画がね。一緒になる、共闘するのは夢みたい。自分の少年時代にしゃべってもウソやてなるでしょうからね」と興奮していた。
23歳以上のコバヤシは特別に「少年ジャンマガ学園」を試読させてもらったといい、「1話から読めるのがいい」と絶賛。「特にすごいのが『進撃の巨人』(別冊少年マガジン)、『約束のネバーランド』(週刊少年ジャンプ)という。(自分で妄想している)1話グランプリでどっちにするか勝手ににもめてるぐらいなんですよ。偽りの平和だったとね、わかる両作品なんですよ」と「ジャンプ」と「マガジン」の作品をまとめて楽しめるサービスにのめりこんでいた。
十代を中心にした「若者」をイメージしていることからサイト名に「学園」を入れた。「学校行事」と位置づけたイベントを開催し、1つの作品を他の人にネット上でつないでいく「マンガリレー」や、「読書感想文コンクール」の開催。各作品のイラストをツイッターを通じて募集する「イラストコンテスト」などを行う。
登録されているタイトルは164と発表された。全ての作品で少なくとも第1話は公開しており、何話まで読めるかは作品により異なる。最も多いもので100話ほどまで読めるとしている。また、「マンガリレー」に参加した割合により、読める話数が増える作品もあるという。