音楽クリエーターのヒャダインが９日、ブログを更新し、自身も悩まされている乾癬（かんせん）患者を応援する曲「晴れゆく道」を発表。ミュージックビデオを公開した。

　ヒャダインは「ども！僕も患者なんですが、乾癬（かんせん）という病気の患者さん応援ソングを作りました。久しぶりに歌ってミュージックビデオまで撮りました」と切り出し、動画を添付。「晴れゆく道」のＭＶを公開した。

　ＭＶには乾癬（かんせん）患者が願う「黒い服を着てみたい」「すっぴんであるきたい」などの思いを盛り込み、明るく前向きな曲調に。ヒャダイン自身は「今、専門医に巡りあい、とても良い状態です」と言うが、「しかし、絶不調の時は本当に辛くて絶望的でした」ともつづった。

　だが専門医にかかったことで、「１人じゃない」と分かり、更にはモデルの道端アンジェリカが乾癬（かんせん）を告白したことで「とても勇気をもらえた」と振り返った。

　乾癬（かんせん）はいまでも一部で感染するなどの誤解があることから「皮膚病は色々誤解されがちですし、命に関わらないとはいえとても苦しい病です」とも告白。歌詞の中には「この肌を誇ろう」という言葉が出て来るが「この肌を誇ろうなんて思えないかもしれませんが、この肌と共に闘っているみなさんの心の強さをぜひ誇って下さい！」と、患者仲間に呼び掛け「この歌が少しでもみなさんの光になれればこんなに嬉しいことはありません」と結んでいた。

　乾癬啓発普及協会のフェイスブックでもヒャダインの応援ソングを告知。「アッビイ合同会社と乾癬普及協会がタッグを組んで、患者さんから歌詞を募集。患者さんの心を表現しつつも未来を感じる心躍る曲を皆さんも聞いて下さい」としている。

　乾癬（かんせん）とは皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀白色のフケのような垢が付着し、ポロポロと剥がれ落ちる病気。モデルの道端アンジェリカが１７年５月にブログで公表し、注目を集めた。