昨年１２月にメンバーの山口真帆（２３）が、男性２人に暴行される騒動が発生したアイドルグループ・ＮＧＴ４８が１１日、公式サイトを更新。現存のチームを解散し、新たに全メンバーを１期生と研究生に分けて再スタートを切ることを発表した。現存するチームＮ３とチームＧは、２１日に新潟市のＮＧＴ４８劇場で「千秋楽公演」を行う。運営会社・ＡＫＳの関係者は本紙の取材に対し、チーム解散はメンバーと運営スタッフの話し合いによって決定されたことを明かした。

　実質的な“活動休止”に追い込まれていたＮＧＴが、刷新を決断した。公式サイトで「ＮＧＴ４８　チームＮ３、チームＧ　千秋楽公演のお知らせ」と題し、「この度、ＮＧＴ４８は現在のチーム制度を取りやめ、新たに、ＮＧＴ４８　１期生と研究生として再スタートを切ることに致しました」と発表した。

　ＡＫＳの関係者によると、チーム解散は、支配人の早川麻依子氏らスタッフとメンバーが話し合いを行って決定した。理由としては、現状でグループの人数が不足しており、チームの維持が困難であることと、一度体制をリセットして、メンバー一丸となって改めてやり直したいというメンバーの意志があったという。

　ＮＧＴでは今年１月に山口の騒動が発覚後、研究生公演やソロ公演は行っていたが、チームとしての公演は行われていなかった。３月２２日にはＡＫＳが新潟市内で会見を行い、第三者委員会による報告書について発表。山口の騒動にメンバーの関与はないとしたが、会見中に山口が自身のツイッターで発表内容を否定するなど、大混乱となっていた。

　その後、新潟県や新潟市、ＪＲ東日本などが、軒並み広告出演契約の解除および更新見送りを決定。テレビとラジオの冠番組もすべて終了や放送休止に追い込まれ、ＡＫＳの関係者は新潟県や新潟市に謝罪するなど、騒動の影響がさらに広がっていた。

　山口は現在、チームＧの副キャプテンを務めているが、千秋楽公演の出演メンバーについては「決定次第ご案内申し上げます」とし、山口の出演や今後の活動については未定とした。