湖月わたる、30周年に「婚活」テーマのドキュメンタリー・ミュージカルに挑戦
元宝塚歌劇団星組トップスターの湖月わたるが12日、大阪市内で会見し、舞台生活30周年記念公演となる2作をPRした。
第1弾は「ドキュメンタリー・ミュージカル わたるのいじらしい婚活」(7月5~15日、東京・DDD青山クロスシアター。7月19~21日、兵庫・宝塚バウホール)。30周年公演を前に湖月の口から出た“婚活宣言”に共演の朝海ひかる、所属事務所スタッフらが巻き込まれるストーリー。ノンフィクションをベースにしたドキュメンタリー映像に加え、音楽とダンスを統合させた演劇をステージで披露する。
宝塚時代からの仲間である朝海との素に近いやりとりなど、今年1月から密着撮影されているという湖月は「自分自身を演じるのは初めて。役者として、とても大きな挑戦になる」と意気込みを明かした。作品については「7月の公演に向けてドキュメントを撮りながら、流れの中でどう展開していくかを舞台上で表現していく」と説明。現時点で中身をすべては把握していないといい、「入り口と出口が決まってる感じで、そこ(出口)に向かって動かしていく感じ」とした。
婚活する設定だが「役作りはしなくていいのかな。作りすぎず、真っ白で臨みたい」とした。撮影済みの映像は見ていないといい、「テイク2とか3とかあると思ったら、(全部)テイク1で終わって撮り直しがない。映像がどう使われるのか」と戦々恐々としていた。
また、記念公演の第2弾として、宝塚時代の18年、退団後の12年の作品から歌やダンスなどを届ける「Song&Dance」(10月16・17日、東京・草月ホール。10月22日、グランフロント大阪北館4階ナレッジシアター)を上演する。