エリック・クラプトン来日公演にジョン・メイヤーが飛び入り「コカイン」で共演
英国出身の世界的ロックギタリストで歌手、エリック・クラプトン(74)の来日公演が13日、東京・日本武道館で開幕し、クラプトンと親交のある米シンガー・ソングライターのジョン・メイヤー(41)が飛び入りするうれしいハプニングが起きた。
アンコールでクラプトンとバンドメンバーに混じってメイヤーが姿を現すと、満員1万人の観客から大歓声が起こり、クラプトンは「友だちのジョン・メイヤーです」と、メイヤーを紹介した。
楽曲はある意味、今の日本ではタイムリーな代表曲「コカイン」。米国を代表するギタリストの一人でもあるメイヤーはクラプトンに続いてギターソロを披露し、総立ちになった観客を魅了した。
今回のクラプトンのバンドには、やはり米国を代表するギタリストであるドイル・ブラムホール2(50)もいるため、世代の異なる三大ギタリストの夢のそろい踏みが実現。
また、メイヤーが10日に行った武道館公演には、9日に東京ドーム公演を行った英シンガー・ソングライターのエド・シーラン(28)が飛び入りしており、豪華すぎる飛び入りの連鎖が日本で起こったことになる。
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この日は来日公演の初日で、クラプトンは「こんばんは」と日本語であいさつして登場。1曲目の「プリテンディング」からギターソロ全開で、ブラムホールとの競演で観客を酔わせていく。
「戻ってこられてうれしい。来てくれてありがとう」と観客に感謝を述べると、アコースティック・セットを挟んで、新元号「令和」に語感が似ていると大きな話題になった代表曲「いとしのレイラ」へ。ここからは一段とパワーアップしてギターを弾きまくり、全15曲の本編を「ビフォー・ユー・アキューズ・ミー」で締めくくると、驚きの待つアンコールに突入した。
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クラプトンの来日は1974年10月の初来日から数えて3年ぶり22回目で、今回の来日公演を含めた総動員数は約180万人にのぼる。武道館での公演は通算92回目で、今回は全て武道館で13、15、17、18、20日に公演を行うため、終了時点で通算96回。洋楽のアーティストとしては2位のブライアン・アダムスの24回、3位のスティングの22回を大きく引き離してダントツのトップとなる。