上野千鶴子氏祝辞で注目 「彼女は頭が悪いから」が重版決定

 文藝春秋社は15日、東大入学式で上野千鶴子氏が祝辞で言及した姫野カオルコ氏の小説「彼女は頭が悪いから」が重版決定したと発表した。

 同書は東大工学部と大学院の男子学生5人が私大の女子学生を集団で陵辱した事件をモデルにした小説。加害者の男子学生は3人が退学、2人が停学処分を受けたが、取り調べ中に実際に加害者男性が「彼女は頭が悪いから」と口にしたことがそのままタイトルとなっている。

 上野氏は入学式祝辞でこの作品に言及。「この作品を読めば、東大の男子学生が社会からどんな目で見られているかが分かります」などと語っていた。

 すでに同署は東大生協駒場書籍部の2018年文芸書ランキング1位(1月~12月)になっていたが、今回の上野氏の祝辞により、更に売れ行きが上昇。「本日重版(9刷)を決定、累計発行部数は3万4000部になった」という。

 また上野氏の「上野千鶴子のサバイバル語録」も10日に文庫化されている。

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