宝塚版「ルパン三世」演じた早霧せいなもパンチさん悼む「お言葉に勇気いただいた」
2015年の宝塚歌劇雪組公演「ルパン三世 王妃の首飾りを追え!」で主演した元トップスター・早霧(さぎり)せいなが17日、亡くなった原作者のモンキー・パンチ氏を偲んだ。
早霧は「初日にご観劇くださり、先生からのお言葉に、勇気と自信をいただき、務め上げることが出来ました。その時の先生の笑顔が忘れられません。謹んでご冥福をお祈りいたします」と哀悼を意を示した。
宝塚で二次元の「ルパン三世」を上演ということで当初は不安視する声もあったが、超スリムなプロポーションの早霧は、まさに漫画のルパンが抜け出したかのようでビジュアルで、評判を呼んだ。さらに早霧のコメディエンヌぶりが重なり、原作やアニメファンも呼び込み、大ヒット作となった。
初日を観劇したモンキー・パンチ氏も「驚いています。立体的に見ることができて勉強になりました」と絶賛。当初は完成形が想像できなかったと語っていたが、「意外と宝塚とルパンの美意識が一致しましたね」と満足した様子で、相好を崩していた。