山口真帆は運営との話し合いで出演決定 新潟県知事はNGTに「NO」を継続
昨年12月に男性2人から暴行される被害を受けたアイドルグループ・NGT48の山口真帆(23)が、21日に新潟市のNGT48劇場で行われるチームGの「逆上がり」公演に出演することが17日、NGTの公式サイトで発表された。関係者への取材によると、運営側スタッフと山口が話し合いを行い、出演が決まったことが分かった。
山口が公の場に姿を見せるのは、暴行騒動を自ら謝罪した1月10日の「NGT48劇場三周年記念スペシャル公演」以来、約3カ月ぶり。山口はチームGの副キャプテン。NGTは今月11日に、現存する2チームを解散し、再生することを発表している。
一方、新潟県の花角英世知事(60)が17日の、新潟県庁で定例会見を実施。山口を巡る暴行問題に揺れるNGTとの広告出演契約に関して、3月27日の会見で表明した更新保留の姿勢を継続するとした。
NGTは今年9月に同県で開催予定の国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭のスペシャルサポーターを務めているが、花角知事は3月の会見で、暴行問題の収束のめどが立っていないと断じて更新保留を表明していた。
その後、NGTの運営会社であるAKSの関係者が県庁を訪れて謝罪したが、花角知事はこの日、NGTへの評価を問われ「まだ変わっていない」とバッサリ。県の広報広聴課はデイリースポーツの取材に応じ、AKSの謝罪も知事の心証を改めるには至っていないことを明かした。
花角知事は、3月の会見時には「そう長くは保留できない」としていたが、この日は「特に期限は決めていない」と回答。新潟市やJR東日本との広告出演契約も更新はされておらず、テレビやラジオの冠番組もすべて終了および放送休止の状態だけに、NGTの試練はまだ続くことになりそうだ。