クリカン「笑顔に救われました」“ルパン一味”も追悼
アニメでルパン役(2代目)を演じているタレントの栗田貫一(61)ら“ルパン一味”の声優たちが17日、生みの親を悼んだ。
声優経験のないまま、故山田康雄さんの死で役を引き継いだ栗田は「終わりのない不安とプレッシャーの日々の中、笑顔で接して下さる先生に救われていました」、納谷悟朗さんから銭形警部を引き継いだ山寺宏一は「不安とプレッシャーでいっぱいだったのですが、先生に優しい言葉をかけて頂き、感動した」と告白して感謝した。
唯一のオリジナルメンバー、小林清志は「あなたは俳優小林清志、私を育ててくれた親であり、そして、戦友でした。戦友といえば、忘れられない方々が。山田康雄、納谷悟朗、増山江威子、井上真樹夫。みんな、加藤一彦の創造したルパン三世の世界に生きてきた戦友たちでした。どうぞ、栗田貫一はじめ、いま在る戦友たち、そしてルパン三世に関わる仲間と共にもう少しこのめくるめくルパン三世の世界で遊ばせておいてください」と、恩人に呼び掛けた。
峰不二子役(2代目)の増山江威子は「私の財産となった『峰不二子』に出会えた」ことを感謝。10年まで石川五ェ門役を演じた井上真樹夫は「『巨星堕つ』の感があります」、3代目不二子役の沢城みゆきは「ただただ、…ただただ残念です」と惜しんだ。
石川五ェ門役(二代目)の浪川大輔は「新しいものが大好きで貪欲で、近くにいるだけでとてもステキな空気が流れて癒やされて、周りを自然と笑顔にしてしまう」と、人柄を振り返っていた。