宙組「オーシャンズ11」トップ真風涼帆と芹香斗亜の関係性を反映?丁々発止の悪友関係
宝塚歌劇団宙組公演「オーシャンズ11」が19日、兵庫・宝塚大劇場で初日の幕を開けた。ジョージ・クルーニー主演の米映画の同名作を、ミュージカル化した作品。2011年に柚希礼音主演で星組で初演され、13年には蘭寿とむ主演で花組が再演。今回が6年ぶり3度目の上演となる。
主演のトップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)と、2番手の芹香斗亜(せりか・とあ)は、星組時代の新人公演で主人公のダニーと、親友ラスティーに挑戦。8年の時を超えて、今度は本公演で同じ役を演じた。
そんな2人の関係性が、丁々発止の間やふとした仕草に反映。真風も「稽古場から楽しいし頼もしかった。2人だから出せる悪友関係」と振り返った。演出家の小池修一郎氏も「真風には余裕と遊び心が、芹香には振り幅がある」と評価した。
トップ娘役の星風(ほしかぜ)まどかは、離婚に直面した新人歌手に体当たりで挑戦。桜木(さくらぎ)みなとは真風と敵対するベネディクトを演じたが陰影のある役作りで、さらなる成長を見せた。
また今春入団したばかりの105期生40人も、今公演で初舞台を踏んだ。
5月27日まで。東京宝塚劇場は6月14日~7月21日。