仮面女子・猪狩ともか 車いすで障がい者との共生テーマのコント挑戦
アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかが20日、NHK大阪放送局でEテレのバラエティー「バリバラ」のコント企画「スケッチコメディー~障害者が職場にやってきた~」(5月16日後8・00、23日後8・00)の収録に参加した。
昨年4月、歩行中に看板が激突する事故に遭い、脊椎損傷の重傷を負って車いすで活動している猪狩は、車いすで出勤する社員を演じた。「障がいのある方の話をどうやってコントにするのだろう、どうやって笑いに変えていくんだろう、と疑問に思っていたのですが、どううまくやっていけるかを面白おかしく描いたコメディーになっていて、本当に面白いものが出来上がった」とコメント。番組では実際のエピソードを元にしたショートコントに挑戦。視覚障がい、発達ダウン症、難聴などを持つ社員を迎えるため、環境改善に取り組もうとする職場を再現した。
障がいを持つ人々が健常者とともに生活する上で大事なことを、笑いを交えて掘り下げる内容に「自分自身も楽しみながら見ることができた」とし、「これを見る人たちの中にも『障がいのある人、ない人』という大きな壁を感じている部分がどうしてもあると思うんですけど、その壁をちょっとでも薄くできるきっかけになったのではないかと思います」と、社会が前向きに取り組む契機になるとPRした。
障がい者に理解ある若手社員を演じた、関西ジャニーズJr.内ユニット「なにわ男子」の藤原丈一郎も「障がいのある方とどうやって向き合っていくのか、撮影もどんな感じでいくんやろ?と思っていましたが、ふだん関西ジャニーズJr.として活動している時と変わらず、むしろ皆さんの熱量やアグレッシブさが伝わって、僕も負けてられへんな!と感じた」と振り返った。