謙さん「ミニキャンプ張った方がいい」平成ラストサムライが矢野阪神に“提言”
大の阪神ファンで知られる俳優・渡辺謙(59)が、平成最後の伝統の一戦に敗れて単独最下位に沈んだチーム状況を嘆いた。21日、甲子園で行われた巨人戦を観戦。宿敵に同一カード3連敗、2試合連続となる完封負けを見届けて「言葉にならない」と、ショックを隠しきれない様子だった。
さすがの世界的俳優も気落ちしていた。うつむき加減に帰途に就く足取りが重そうだ。前日20日に続いて観戦したこの日の伝統の一戦も、まさかの零敗。あまりにも寂しい内容に謙さんのテンションが低いのも無理はない。
どうにかして浮上してほしい。チームを応援しているからこそ、あえて厳しく“提言”する。「ミニキャンプを張った方がいいんじゃないでしょうか。これだけ打てないチームが、エラーしていたらシャレにならない」
打てないだけではなかった。聖地で間近にしたのは“守乱”もあって宿敵の軍門に下った猛虎の姿。現状を打破するためにも、開幕してから1カ月もたっていない現時点でのミニキャンプが必要だと強調する。
目を覆いたくなるような現状だ。今季巨人戦は6戦全敗。借金は今季ワーストの6となり、単独最下位へ。それでも、シーズンは始まったばかり。巻き返しのチャンスは幾分にも残されている。
「次、来る時までに復調していてほしい」。チームを思いながら謙さんが前を向く。次こそ、聖地で勝利の六甲おろしを歌いたい。