日テレ「ルパン三世」最新映画を今秋公開…社長、モンキー・パンチさんに感謝
日本テレビが22日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。原作者、モンキー・パンチさんが亡くなった「ルパン三世」の今後新作に関して、今秋に劇場版を公開することを発表した。また新たなテレビシリーズの放送も、しかるべきタイミングで告知するとした。
大久保好男社長は、モンキー・パンチさんの訃報について、「名作のルパン三世、私達のさまざまな形で関わらせていただいておりました。素晴らしい作家の方でしたので、本当に残念に思いますけれども、いい作品を残していただいたということについては、感謝の気持ちをこめて、ご冥福を祈りたいと思います」などの思いを語った。
日本テレビは71年に第1シリーズの放送を開始してから、18年に放送した第5シリーズまで、断続的にテレビシリーズを放送してきた。また、2時間映画枠や、スペシャル枠で劇場作品のみならず、テレビ向けのスペシャル版を今年1月放送分の「-グッバイ・パートナー」まで26作品放送している。
取締役の福田博之編成局長は「本当にモンキー・パンチ先生にも、ルパン三世にもお世話になっている」とあらためて謝意を示した。なお、劇場版のルパン三世の放送実績では、「ルパンVS複製人間」が13回、宮崎駿監督作品で、銭形警部の名台詞でもおなじみの「カリオストロの城」が12回を数えている。