宝塚歌劇団チケット値上げへ「演出も多様化し、コストも増加」
宝塚大劇場と東京宝塚劇場のチケット代金が一部値上げされることが22日、宝塚歌劇団から発表された。
値上げされるのは両劇場のSS席とS席。値上げの理由は「近年、音響や照明といった舞台装置が高度化するとともに、演出も多様化しており、公演にかかるコストが従前よりも増加」と説明している。「宝塚歌劇はこれからもオリジナリティを追求し、華やかでクオリティの高い公演作品の提供に努めていきたいと考えております。さらにお客様にご満足いただけるよう、魅力ある作品づくりとサービスの向上に、より一層努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」。なおチケットの値上がりは、2014年4月以来となる。
【宝塚大劇場】
SS席12,000円→12,500円(新人公演5,200円→5,300円)
S席8,300円→8,800円(同4,100円→4,200円)
【東京宝塚劇場】
SS席12,000円→12,500円(同5,200円→5,300円)
S席8,800円→9,500円(同4,100円→4,200円)
※A席、B席、当日B席、立見料金は現行料金を据え置き
実施は宝塚大劇場が10月4日初日の月組公演「I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-」、東京宝塚劇場が10月18日初日の花組トップスター明日海りお退団公演「A Fairy Tale-青い薔薇の精-/シャルム!」となる。
宝塚劇場と東京宝塚劇場では通年で宝塚歌劇を上演。現在、本拠地の宝塚劇場では宙組「オーシャンズ11」(~5月27日)を公演。3月に入団した105期生が初舞台を踏み、一糸乱れぬラインダンスを披露している。
また東京宝塚劇場では、花組「CASANOVA」(~28日)が公演中で、トップ娘役・仙名彩世が今公演で退団する。