RAG FAIR・おっくん、脱退「政治の道へと進む」
アカペラグループ・RAG FAIRのボイスパーカッションの“おっくん”こと奥村政佳(41)がグループを脱退することが22日、分かった。公式ページで発表された。RAG FAIRは活動を継続。奥村は「政治の道」へ進むといい、グループは脱退するものの、ワタナベエンターテインメントには引き続き所属する。
【奥村のコメント全文】
「いつも応援してくれている皆様、ありがとうございます。突然ですがこのたび、僕はRAG FAIRから離れ、政治の道へと進む決心をしました」
「2011年、グループの一時活動休止のあと、音楽活動と並行して多くのことに取り組んできました。各地での災害支援、気象・防災教育の研究や実践、講演活動、そして主任保育士としても現場に立った合計8年間の保育の経験など、実際に足を運び、人と話し、肌で感じ、そして勉強する中で、いま僕たちが抱えるこの国の様々な問題を目の当たりにしてきました」
「その中で考えたことは、自分で動かねば変わらないこともたくさんあるということ。自分の子どもも生まれ、育ててゆく中で、ぼくらの未来をつくって行かねばならないということ」
「そして新しい時代を迎えようとするこの春、メンバー一人ひとりと話し合いを重ね、今回の決断に至りました。結成から今まで、20年間活動してきたRAG FAIRは、かけがえのない存在であり、僕の誇りです。そして良い時も悪い時も、常に僕のそばにいた、心のふるさとです。RAG FAIRのファンとして、いつもあたたかく支えてくれたみんなにも、本当に感謝しています」
「しかし今回、そのふるさとから旅立つ決心をしました。志を果たし、胸を張って帰れるようになるまで、そのふるさとの土をもう一度踏むことはありません。腹をくくり、いまは選んだ道で一生懸命やって行きたいと思っています。これからもRAG FAIRには、ファンの皆さんと、支える心強いスタッフがついてくれています。どうかこれからもRAG FAIRをよろしくお願いいたします」
奥村は1978年3月30日生まれ。大阪府出身。高校時代に気象予報士資格を当時史上最年少で取得した。フジテレビ系「力の限りゴーゴゴー!!」内のコーナー「ハモネプ」(01~02年)で一番人気に。2011年に保育士の資格を取得。2015年横浜国立大学大学院に合格した。