菫初段のプロデビュー対局 世界に配信された
囲碁の史上最年少プロ棋士、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段が22日、大阪・日本棋院関西総本部で公式戦初対局の第29期竜星戦予選に挑み、敗れた。史上最年少10歳1カ月でのプロ公式戦だったが、藤沢里菜女流本因坊(20)が持つ11歳8カ月の最年少勝利記録更新は次戦以降にお預けとなった。
仲邑初段のプロ初公式戦会場には、40社100人の報道陣が詰めかけた。遠くはドイツ・ベルリンのコンテンツ会社「RUPTLY」の日本駐在プロデューサー、アーロン・ウォーカー氏(48)も取材。対局の模様は同社を通じて世界に配信されるという。「10歳という若いチャンピオン(プロ)はすごく面白いということで、紹介するために来た」と熱視線を送った。