井山裕太 歴代最多の29期で挑戦手合連続出場ストップ
囲碁の第44期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦の準決勝は23日、大阪市で打たれ、一力遼八段(21)が井山裕太四冠(29)を破り、決勝に進んだ。井山四冠は2015年の本因坊戦以来続いた七大タイトル戦の挑戦手合連続出場が、歴代最多の29期でストップした。
井山四冠は直近の十段戦まで、タイトル保持者か挑戦者で挑戦手合に28期連続で出場。5月に始まる本因坊戦でもタイトル保持者として出場が決定しているが、碁聖戦では挑戦者になれず連続出場が途切れた。井山四冠は「(29期連続は)ここまで続けられたのは信じられない。励みにしていた記録ではあったので残念だが、いつかは途切れることだと思っていたので仕方ない」と話した。