嶋田久作 20代は佐野史郎とバンドをやっていた 佐野証言「熱演のあまり鍵盤折った」
映画デビュー作「帝都物語」(1988年)の魔人・加藤保憲役で知られ、昨年はNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の100円ショップ店長役が話題を呼んだ俳優・嶋田久作(64)が26日、NHK総合「BSコンシェルジュ」に出演し、バンドマンだった過去を打ち明けた。
子供時代から楽器が得意で、メロディーを聴くとすぐに演奏できたという嶋田は「大学4年の時、学校の友達に別の大学のバンドサークルを紹介され」、「その大学の学園祭」でバンドデビューした。
就活と重なっていたが、「バンドが面白すぎて、全く(就活)してない。卒論書かなきゃいけないんですけど、そっちのけでバンドやって。(卒業は)できました。3日くらいで卒論書きました」とバンドに熱中。
当時の嶋田は腰まであるロン毛で、かなりのイケメン。担当楽器はキーボードだった。ボーカルは俳優の佐野史郎(64)で、VTR出演した佐野は当時の嶋田を「ただ者じゃないですよ、最初から。カッコ良かったですね。とにかくすごいですよ。キーボードがめちゃくちゃうまくて、熱演のあまりハモンドオルガンの鍵盤を折って飛んでったとかね」と振り返った。
嶋田は「みんな内気で、キーボードを弾きたい人ばっかで作ってるバンド」、「5年間やりましたけど、4回しかライブやってない。ファンなんかつくわけがないじゃないですか」と、人気が出る以前の問題だったことを説明。当時は東大駒場キャンパスの生協でのアルバイトで生計を立てており、嶋田が「30近いからやめたい」と申し出るとバンドは解散した。
嶋田はバンド時代を「ホントに一時の気の迷い」と振り返っていた。