嶋田久作 前職は植木職人「気に入ってました」も…飴屋法水にスカウトされ俳優に
映画デビュー作「帝都物語」(1988年)の魔人・加藤保憲役で知られ、昨年はNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の100円ショップ店長役が話題を呼んだ俳優・嶋田久作(64)が26日、NHK総合「BSコンシェルジュ」に出演し、俳優になる前は植木職人だった過去を打ち明けた。
嶋田は植木職人になった理由を「外で働けるということですかね。あと、職人っていうのもね、なんか憧れがあったと思うんですね」と説明。「庭造りって地形が決まってて、石とか木の形ってのもはじめにもう決まっちゃってて制限があるじゃないですか。それの中で発想したり配置するというのが日本的だなというか、面白みがあるなと思って」と、その魅力を語った。
植木職人時代は「4年ぐらい」で、「芝居やってなかったら、植木屋やっていたと思います。気に入ってました」と言うほどの天職だったが、俳優に。
嶋田は植木職人時代、俳優の佐野史郎らとバンドもやっていたが、「最後のライブを、当時、佐野の同僚のね、状況劇場で音響担当をやっていた飴屋法水がいて、バンドを見に来てくれたんです。僕が変な踊りを踊ってたんで、印象に残ってたんでしょうね。彼が状況劇場を辞めて旗揚げする時に、一緒にやらないかと誘ってくれたんですよ」という経緯で、飴屋法水主宰の伝説的劇団「東京グランギニョル」に参加。解散後、「帝都物語」で衝撃的な映画デビューを果たすことになる。