指原涙ぐみ、異例のお願い「メンバーの話を聞いて下さい」…卒コンで運営、スタッフに

 アイドルグループ・HKT48の指原莉乃(26)が28日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行った。2008年3月1日にAKB48のメンバーとしてデビューしてからの11年間のアイドル生活に別れを告げた。アンコールのスピーチでは涙ぐんだ指原。運営側、スタッフに「メンバーのみんなのお話を聞いてください」と異例のお願いをした。NGT48の騒動を念頭に置いた発言だったとみられる。【以下、指原のスピーチ全文】

 4カ月前に卒業発表してから、あっという間に時間がたって、今日この日、この時が来てしまいました。こんな時じゃないと感謝の気持ちが言えないので、少し時間ください。

 HKTマネジャー、運営の皆さん、今まで本当にありがとうございました。マネジャー陣にはたくさん怒ってごめんなさい。これからのHKTに関してお願いがあります。メンバーのみんなのお話を聞いてください。みんな人生をかけてアイドルになっています。間違ったことを言ってしまう場合は、目を見て何がいけないのか、分かるまで教えてあげてください。これからも風通しのいいHKTでいてください。

 メイクさん、衣装さん、みんなのおかげでステージに立ててます。ありがとうございました。これからも皆さんの力はAKBグループの誇りだと思います。

 演出チーム、コンサートスタッフの皆さん、皆さんのおかげでアイドルの寿命がすっごく伸びたと思います。タレントの仕事も好きだけど、やっぱりステージが好きでした。ワガママ言ってごめんなさい。全部叶えてくれてありがとうございました。

 秋元さん、見つけてくれて、育ててくれて、本当にありがとうございます。AKBを好きになったきっかけは、秋元さんの詩です。書いてもらえるありがたさを感じてます。「恋するフォーチュンクッキー」に出会えて、とっても幸せです。

 メンバーのみんな、仲良くしてくれてありがとう。何より大切な宝物です。みんな、優しくて強い女性になってください。みんななら、ファンの皆さんに幸せを与え続けられると思います。おバカさんばかりで、正直で、一生懸命なみんなが大好きです。みんなの幸せを祈ってます。いつでも連絡してね。

 最後はファンの皆さん、11年間、アイドル莉乃ちゃんでいさせてくれて、本当にありがとう。優しいみんなに甘えて、感謝の言葉も正直な気持ちも伝えるのが苦手で、ごめんなさい。どんな時も守ってくれてありがとう。

 これから他のアイドルを好きになることもあると思います。そんなことでは怒りません。恥ずかしくない行動をとって、説教しちゃう人にはならないでください。

 ここからはアイドル指原莉乃とファンの最後の約束です。みんなが将来、指原を応援してたと言っても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね。私は11年間、本当に幸せでした。アイドルになって後悔したことは1度もありません。やめたいと思ったこともありません。私はアイドルという仕事が大好きでした。みんなのことも大好きです。本当にありがとう。

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