指原莉乃のために…裕也さんコスで松ちゃん来た ハマスタ卒コンに3万800人
アイドルグループ・HKT48の指原莉乃(26)が28日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行い、グループを卒業。2008年3月1日にAKB48のメンバーとしてデビューして以来、4076日間のアイドル生活に別れを告げた。フジテレビ系バラエティー番組「ワイドナショー」(日曜、前10・00)で共演するダウンタウン・松本人志(55)もサプライズで登場するなど、アイドルの枠を超えた“人脈”も発揮。今後のタレント活動の安泰ぶりも感じさせた。
従来のアイドル像を打ち壊してきた指原が、最後にファンの想像も超えるサプライズを実現した。中盤、3月17日に死去した内田裕也さんとのコラボで14年に発売した楽曲「シェキナベイベー」を披露。裕也さんの映像が流れる中、ステージ上手から裕也さんに扮した松本が登場。3万800人の観客は一瞬あっけにとられ、すぐ大歓声が起こった。
今年1月には、松本が「ワイドナショー」での発言で“炎上”したのを指原がフォローして話題となっただけに、松本は「悪いやつなんです。『来て下さい』って、僕に圧をかましてくるんですよ。『炎上を止めたの私でしょ』って」とジョーク。さらに「とにかくよく頑張ったよ。図太さっていうかね。これから先も期待できると思う。俺の卒業の時も来てね」と、ジョーク混じりにねぎらった。
松本のみならず、17年12月にAKBを卒業した渡辺麻友(25)ら、OGや姉妹グループの現役メンバーも登場。HKT48のメンバーで、現在は日韓混合のガールズグループ「IZ*ONE」として活動する宮脇咲良(21)、矢吹奈子(17)からはビデオメッセージが届いた。
アイドルとしてのラストステージだけに、パフォーマンスも全力投球。この日披露した38曲すべてに参加し、16着もの衣装を着こなした。早々と泣き出すメンバーに触発され、ステージ中盤から涙を流す場面も続出。笑いあり、涙ありの全力投球で完全燃焼した。
また、後輩たちへのプレゼントとして、オリジナル公演「いま、月は満ちる」(時期未定)を書き下ろすことを宣言。村重杏奈(20)を大手芸能事務所・ツインプラネットに移籍させることも発表するなど“支配人”としての役割も果たした。
アンコールでスタッフ、メンバー、ファンや総合プロデューサーの秋元康氏(60)へ向け、涙ながらに感謝のあいさつ。最後は選抜総選挙で4度の1位を獲得した“絶対女王”らしく、高さ36メートルに設置された王冠型モニュメントの中へ。「私、この景色、一生忘れません!」と絶叫し、11年間のアイドル人生を完結させた。