皇居前は…【平成最後の日】天皇陛下最後のお言葉をスマホ視聴する人続出
平成最後の日である30日、皇居・二重橋前には早朝から多くの人々が集結した。中には、自作の「平成」の書を掲げ、記念撮影する人も。日本だけでなく、ロシア、フランス、中国など世界中のメディアも“平成最後”を収めようと集まった。
皇居付近では、テロや過激派の妨害など混乱を防ぐために厳重警戒態勢が敷かれた。数千人規模の警察官や警察車両が配置。東京駅~皇居までの道中にも大勢の警察官の姿が見られた。ほかにも検問や手荷物検査を実施するなど、物々しい雰囲気に包まれた。
午後5時になると、スマートフォンでライブ中継された「天皇陛下在位最後のお言葉」を視聴する人が続出。家族、恋人、友人らとともに、天皇陛下を1番近く感じられる場所でじっくりと耳を傾けた。
訪れた人の多くが去りゆく時代への寂しさと新時代への期待を口にした。宮城県の60代女性は「東日本大震災の時に天皇陛下に救われた。感謝を伝えるためにここまで来ました」。神奈川県の30代男性は「平成最後なので記念に。少し寂しいけど令和もいい時代だといいね」と話した。
午後6時、雑踏での事故を防止するために皇居前広場を立ち入り規制。50人以上の警察官たちが追い出し作業にあたった。皇居前広場は、1日午前5時まで立ち入り制限される。