令和の幕開けに列島歓喜 雨の渋谷で“厳戒”カウントダウン
新元号「令和」を迎えた1日午前0時、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点では、警察が改元への“カウントダウン”を警戒。大勢の若者らが集まって大混乱が起きる可能性を受け、緊急時に備えテロ対処部隊が待機した。
ハロウィーンやサッカーW杯日本戦のような通行規制は行わず、当時出動して話題となった「DJポリス」は姿を見せなかったが、今回も変わらぬ大混乱は発生。元号が変わる3分ほど前から、歩道の信号が赤の状態にもかかわらず、多くの群衆が車道も含めて交差点を“占拠”した。
警察による再三の「歩道に上がってください!」との要請も、もはや効果はなし。10秒前から大群衆によるカウントダウンが始まり、5月1日になった瞬間、大きな歓声と“令和コール”が巻き起こった。
その後も数分間は群衆による占拠が続き、交差点の交通は完全にマヒ状態。「令和」と書かれた大きな日本国旗を背負いながら走る男性や、車道の真ん中で「ビール掛け」を行う若者もいた。1日が誕生日で、福井県から来たという21歳の女性は「福井県とは(騒がしさが)全然違うのでビックリした。平成を生き抜いた気持ちになりますね」と話した。