池田努 新時代に開幕舞台「鮮度がすごい」
俳優の池田努(40)が1日、東京・池袋の東京芸術劇場で舞台「天狗 ON THE RADIO」(2日初日)の公開稽古を行った。
地方のラジオ局を舞台に繰り広げられる笑いと涙の人間ドラマで、池田はラジオ局のディレクター役を演じる。新元号・令和を迎え、新時代到来のタイミングでの開幕を前に、池田は「脚本が(この時期を)狙って書かれていて、旬のネタが会話に入っていて、鮮度がすごい。それを楽しんで頂きたいです」と端正な顔を引き締めた。
また、池田にとって石原プロの後輩で2016年の石原プロ次世代発掘オーディション」で特別賞を受賞した増本尚(19)が、今作でラジオ局の新人スタッフ役で舞台デビューを飾る。増本は「オーディションのときより緊張します。あのときはプロ意識もないしお金ももらっていない。舞台はすごくプレッシャーを感じます」とあどけなさの残る笑顔で話した。劇中では特技の歌も披露。「少しでも先輩たちに近づけるように、そして自分の個性も認めて頂けるようになりたい」と令和での目標を語った。
池田は「まだ10代ですが、たどたどしく初々しくもあり、すごく頼もしい。実直に稽古に取り組んでいる」と温かい目で見守っていた。