御朱印、最長10時間待ち 明治神宮で長蛇の列 広報担当「かつてない事態」
東京都渋谷区の明治神宮には1日、「令和元年」初日の日付が記される御朱印を求める人たちが押し寄せた。ピークとなった午前11時には「10時間待ち」との看板が最後尾に掲げられ、午後まで長蛇の列ができた。
明治神宮によると、午前5時の開門時点で希望者が大勢集まり、午前9時からの受け付けを午前6時半に早めて対応。午後1時半には「閉門できなくなる可能性がある」として、新たに並べないようにした。広報の担当者は「かつてない事態。今までで一番集まったのではないか」と話した。
東京都品川区の川口祐子さんは午前9時半から約5時間半並んだが「苦にならなかった」。平成最後の日だった前日も別の神社で御朱印を受けたといい、「時代の変わり目を並べることができた」と喜んだ。
神宮内ではこの日、天皇陛下の即位を祝う流鏑馬(やぶさめ)も行われた。走る馬の上から放った矢が3カ所の的に当たると、集まった参拝者から拍手と歓声が上がった。