百貨店、改元祝うイベント メーカーは記念商品発売
全国各地の百貨店では1日、改元を祝うイベントを開催した。文房具メーカーや飲料メーカーは、期間限定の記念商品を発売するなど「令和商戦」が盛り上がっている。
松屋銀座(東京都中央区)では午前10時の開店と同時に、トランペット演奏隊のファンファーレが鳴り響き、祝い酒が振る舞われた。来店客が元号の美しい書き方を習い、抱負を色紙に書くイベントも開いた。
高島屋大阪店(同市中央区)では書家が約2メートル四方の紙に大きな筆で「令和」と揮毫(きごう)。買い物客も筆ペンを手にして壁に貼られた紙に思い思いの言葉をつづった。娘と参加した女性は「初めて令和と書いた。もうちょっと立派に書く練習をせんとな」と笑った。
文房具メーカーのナカバヤシは、表紙に「令和」の文字をデザインした月間ダイアリーを数量限定で売り出した。伊藤園は4月以降に摘み取った国産の新茶を使い、パッケージに「祝令和元年」と記した「お~いお茶 新茶」を発売した。