ホリエモンのロケット 打ち上げまた延期 強風のため3日以降に

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(46)らが出資する、北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は2日、昼ごろに打ち上げを予定していた小型ロケット「MOMO(モモ)」3号機について、強風のため打ち上げを3日以降に延期すると発表した。

 3号機が高度100キロ以上とされる宇宙空間に到達すれば、民間主導で開発したロケットとしては日本初のため、打ち上げに注目が集まっていた。

 4月30日にも打ち上げを予定していたが、姿勢制御に使う液体酸素の配管のバルブが閉まらない不具合で延期。インターステラ社によるとバルブに微小な異物が混入したのが原因とみられ、新品に交換した。

 機体は全長約10メートル、直径約50センチ、重さ約1トン。高知工科大学が開発した研究用機器などを積載。昨年6月に打ち上げた2号機は、発射の直後に落下して炎上した。このため3号機は、失敗の原因となった姿勢制御用ガス噴射機を改良するなどした。

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