演歌歌手で女優の紫艶（しえん）さんが、病気のため３月上旬に死去していたことが２日、分かった。４１歳。兵庫県出身。葬儀は３月１５日に、近親者で執り行った。

　関係者によると、紫艶さんは都内の自宅で１人で暮らしていた。毎日のように兵庫県に住む母親と連絡をとっていたが、３月７日ごろを最後に連絡がとれなくなり、母親に頼まれた大家が１１日に訪ねたところ、亡くなっているのが見つかった。解剖の結果、病死と判断された。大きな持病などはなかったという。

　紫艶さんは２０００年に日本有線大賞新人賞を受賞。１６年に落語家・桂文枝との“２０年愛”を一部週刊誌に告白する騒動で注目された。その後はセクシー女優としても活動。最近も「これから仕事をがんばる。また歌を歌いたい」と前向きに話していたという。

　文枝はこの日、大阪・なんばグランド花月に出演。終演後は出口に横付けされた迎えの黒いワンボックスカーに一瞬で乗り込んだ。報道陣から「紫艶さんが亡くなられましたが」と問いかけられたが、無言だった。