永ちゃん展示会 ファン垂涎の私物を多数お披露目 ロゴ誕生秘話も
ロックミュージシャン・矢沢永吉(69)の、自身初となる展示会「俺 矢沢永吉」(3~12日)の事前内覧会が2日、横浜市のYCCヨコハマ創造都市センターで行われた。横浜会場限定で展示される「E.YAZAWA」ロゴを原作者が再現した初期ラフデザインや、ファンの目に触れたことのない矢沢の私物など、数多くの“お宝”がお披露目された。
4月の大阪会場は大盛況のうちに幕を閉じたが、令和に始まる横浜会場では、矢沢のシンボルともいうべき「E.YAZAWA」ロゴの誕生秘話が公開される。
ロゴは1975年に発売された矢沢初のソロアルバム「I LOVE YOU OK」で発表され、その後もデザインが変更されることなく使用されている。ロゴにまつわるエピソードを公開するとともに、ロゴデザイン原作者の話をもとに再現した初期ラフデザインを展示する。
さらに“涙もの”なのが、私物の展示だ。72年のロックバンド・キャロルの結成前に矢沢自身が購入したテレビ、広島から横浜に移り住む際に持って来たこぶ茶の缶など。矢沢自らの「このテレビはキャロル前頃だろうな。俺、あの頃ってリサイクルショップみたいなところが得意でさ」などという解説が添えられている。高校の修学旅行の写真や、キャロルのプロデューサー、ミッキー・カーチス(80)との2ショットもお宝だ。
その他、矢沢が97年にリリースしたアルバム「YES」のレコーディング時に使用した機材や執筆デスク、現在使用中の物を含めた楽器類、78年7月に購入したベンツ450SE、実際に北海道をツーリングしたバイク「SUZUKI GSX-1100G」など計500点以上を展示。カリスマ・矢沢が歩んできた軌跡を、肌で感じさせる逸品がそろった。