岡田准一演じ切った “昭和テイスト”脂ギッシュにギトギト財前五郎

 V6の岡田准一(38)が8日、都内で、テレビ朝日開局60周年記念ドラマ「白い巨塔」(5月22日から5夜連続 後9・00)の制作発表に出席した。白衣をまとい、医師を従えて歩く有名な総回診のシーンを再現して登場。岡田は、かつて田宮二郎さんや唐沢寿明(55)らも演じてきた主人公・財前五郎を、あえて「脂ギッシュ」に演じ切ったことを明かした。

 「これより第一外科・財前教授による総回診を行います」。ドラマ本編のナレーションとともに、白衣をまとった医師たちを引き連れた岡田がレッドカーペット上に登場した。過去に連ドラで制作された同作は今回、5夜連続に凝縮。岡田は、鶴橋康夫監督(79)から、熱量をより際立たせるべく「アクティブでエネルギッシュな財前に」との要望を受けたという。

 監督の意向もあり、岡田もこれまで名優たちが演じてきた財前を、自分流に構築した。「できるだけ力があふれ出る感じに、脂ギッシュに。今は令和ですけど、昭和の男なんで、いかに脂の乗った男を演じられるか。権力を手に入れようとしたギトギトの男をコッテリ演じたつもりです」。現代風のスマートさではなく、権力のために手段を選ばず、結果として頂点と転落を味わう生きざまに、全エネルギーを注ぎ込んだ。

 昭和風味の濃い味付けだが「令和1発目にふさわしい巨大なドラマになっていると確信しています」と岡田。同期でライバルの里見脩二役を演じる松山ケンイチ(34)、師匠の東貞蔵役の寺尾聰(71)、愛人・花森ケイ子役の沢尻エリカ(33)らとともにやり切った充実感を漂わせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス