キンコン西野 新作絵本のモチーフにした故郷の寺で個展 「川西の町おこしになれば」

 絵本作家としても活動するキングコングの西野亮廣(38)がこのほど、出身地の兵庫県川西市で最新作「チックタック~約束の時計台」の絵を展示する個展(12日まで)を開いた。「光る絵本と光る満願寺展」と銘打ち、同市の満願寺に作品を展示。境内ごとライトアップして、幻想的な空間をつくり上げた。現地でデイリースポーツの取材に応じた西野は地元への思いや移住計画も語った。

 満願寺は、西野が幼少時から遠足などで訪れ、慣れ親しんだ場所。「チックタック-」のラストシーンは、明治時代に建てられたという由緒ある同寺の山門がモチーフになっている。「絵本の門が本当にある!みたいな感じで、エンタメになるといいなあと思って。川西の町おこしになれば。聖地巡礼のノリですね」とこだわりを見せた。

 会員数2万2000人のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を運営し、様々なプロジェクトを手がける。隣の宝塚市と比べても、まだまだ無名な川西市を盛り上げたい一心で個展を企画。4000万円を超える制作費はクラウドファンディングで集めた。

 初日の4月28日には現地を訪れ、殺到する来場者と触れ合った。「多感な時期は、すべてここで過ごした。この街じゃなかったら(自分は)いないですから。世界に仕掛けようとするんですけど、地元を無視してはやりたくない」と、熱い地元愛をのぞかせる。

 西野は約40万部のヒットとなった絵本「えんとつ町のプペル」の美術館建設を、同市内で進めている。早ければ2年後にも、一部が完成する運びだ。「最終的には引っ越すと思うんです。美術館の横とかに住みたいですね。みんな東京に飽きてると思うので(川西に)住まへん?って言おうかな」と移住プランを明らかにした。

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