CDアルバム1億枚を割る 生産ピークの3分の1

 CDアルバムの年間生産枚数が昨年初めて1億枚を下回ったことが8日、日本レコード協会の統計で分かった。ピーク時には年間3億枚近くを記録していたが、試聴方法がネット配信にシフトするのに伴って生産枚数は減少し、ついに“大台”を割った。

 同協会が4月に発行した「日本のレコード産業2019年版」によると、音楽を聴くソフトのCDアルバム(直径12センチ)の年間生産枚数は、CDシングルと区別した統計を始めた1999年以来、翌00年に約2億7633万枚と最多に。

 しかし、01年以降、CDアルバム生産枚数はほぼ毎年減り、昨年はピーク時の3分の1以下の約8865万枚(生産額約1147億円)にまで減少。一方で、インターネットでの音楽配信の売上額は5年連続で伸び、昨年は前年比113%の645億円だった。

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