俳優・松平健（６５）と演歌歌手・川中美幸（６３）が９日、大阪市内のホテルで、大阪・新歌舞伎座の６月公演の会見を行った。

　新歌舞伎座開場６０周年記念公演で、一部は石井ふく子演出の人情芝居「いくじなし」を、二部のショーでは松平の「マツケンサンバ」や川中の「ふたり酒」「二輪草」などのヒット曲に加え、関西ジャニーズＪｒ．の室龍太（２９）も歌を披露する。

　松平と川中は６年前に舞台で共演。「健さんはけいこ場でも声を荒げることなく、穏やか。舞台もあったか～い空気に包まれて、やりたい放題やらせていただける。自分から言うのも何ですが、（健さんとは）息が合ったというか」と押せ押せムードで川中が口にすると、松平も「（川中さんは）とにかく明るい」と静かに微笑むなど、性格は対照的な２人だが、息ぴたり。

　唯一気がかりなのはショーで中村玉緒（７９）と「浪花恋しぐれ」をデュエットすること。“歌手・玉緒”との共演を「心配なんで」と苦笑い。それ以上は多くを語ろうとせず、記者から「マイペースだから？」などと聞かれると、微笑みながらうなずいていた。