「いだてん」は芸術性高い 視聴率低迷もNHK会長「気にしていません」
NHKの上田良一会長の定例会見が9日、東京・渋谷の同局で行われた。
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」が4月28日放送分で、大河ワーストの7・1%に落ち込むなど低迷していることに「視聴率だけをみれば芳しくないが、別の角度から見させて頂いている。いろんな工夫をしながら、芸術性の高い作品だと思う」と述べ、「今後、親しみのわくストーリー展開もある」とこれからの盛り上がりに期待を寄せた。
また、元号が変わった4月30日深夜から5月1日未明にかけての改元特番が視聴率5・3%で民放に敗れる結果となったことを問われ、「数字に関しては気にしていません」とキッパリ話した。
民放各局が報道色が濃かったのに対し、NHKは爆笑問題と指原莉乃を起用し、バラエティー色の強い「ゆく時代 くる時代」を放送したことについて、上田氏は「幅広いテーマを多角的にとらえることができた」と評価した。