元SKE矢方美紀 乳がん闘病本を出版…今後も病気と向き合いつつ活動
元SKE48の矢方美紀(26)が11日、東京・八重洲ブックセンターで著書「きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~」の刊行記念イベントに出席した。
矢方は一昨年の12月に左胸のしこりに気づき、昨年1月に乳がんが判明。同4月に左乳房摘出手術を受け、その後、がんを公表した。病気と向き合い、治療を続けながら自撮り動画日記で思いを綴ってきた矢方は、手術から約1年がたち、それらを回想録としてまとめ書籍化。反響は大きく、既に重版が決定している。
この日、白いシャツにホワイトデニムのさわやかな装いで登場。「1日に起きたことだったり、治療するにあたってどういうこと感じたかだったり。きれいな言葉で何かをしゃべるのではなく、自分自身の言葉で綴った1冊です」と明るい笑みを見せた。
自らが発信することで、同じ病気と闘う人々との交流も増え、SNSなどを通じ悩みを共有しあううちに友人もできたという。新元号となった1日にはその友人と一緒に浅草で観光をしたことも明かし、「病気が全部治ったわけではないので、お互い将来のことへの不安を話したり、病院でのことを話したりしています」と、周囲との心の触れ合いが力になっている。
「咳が止まらなかったので、きのう病院に行きましたが、軽い肺炎と言われて。でも大丈夫でした」と話したが、術後から1年が経過した今年4月の検査では異常がないとの診断を受けたといい、「順調です」と矢方。現在はホルモン療法を続けながら仕事に取り組んでおり、「こういう子もいて、前を向いているんだなというのを、少しでもいろんな方に勇気というか希望になれたら。今後も名古屋が中心にはなりますが、病気と向き合いつつ活動を続けていきたいと思います」と笑顔で話した。